多毛症にスピロノラクトーンが有効
10代から20代前半にかけて急に毛深くなったのなら多毛症が考えられます。
多毛症とは、女性の体毛が異常に多い状態をさし、女性なのに男性のように顔や体の毛が過度に成長することをいいます。
多毛に対しては、一般的に皮膚の除毛療法が行われますが、さらに飲み薬による薬物療法を追加すると効果が増大します。また、副腎、卵巣、あるいは下垂体の異常が認められた場合には、これらの臓器の異常自体に対する治療が必要となります。
よくシェービングにより多毛が増悪するといわれますが、決してそのようなことはありませんのでご安心ください。
飲み薬としては、今、欧米で注目されている抗男性ホルモン剤としてスピロノラクトーンが有効です。スピロノラクトーンとは、主に利尿剤として利用され、30年の実績がある薬ですが、抗男性ホルモン剤としての効果もあります。
利尿剤として使用する場合は1日に100〜400mg程度を服用しますが、女性の多毛症に対する抗男性ホルモン剤としては、1日に50〜100mg程度を服用します。このくらいの少量では利尿剤としてはあまり効果がなく、血液中のカリウムやナトリウムの濃度にもほとんど変化を与えませんが、男性ホルモン濃度は減少しますから、多毛症に有効です。個人差がありますが、3カ月から8カ月で効果が現れてきます。
また、抗アンドロゲン作用のある女性ホルモンも低容量、長期で使用すれば効果がありますが、副作用には注意が必要です。そのほか補助的な治療薬として、ビタミン(B6、B2、B12)やビール酵母製剤、亜鉛、甲状腺ホルモン、成長ホルモンなどのホルモン補助療法などもあります。
「むだ毛」の定義ははっきりしませんが、英語のUnwanted Hairというのが適した表現でしょう。「毛深い手足をすべすべにしたい」という女性の悩みは深刻です。どのような原因による多毛症でも、気長にかつ適切に治療すれば多くの場合、症状を軽くすることができます。ひとりで問題を抱え込まずに、一度、内分泌内科の専門医に相談してみるとよいでしょう。
*BIGLOBE健康より
毛深い悩みを解消したい女性たちへ「多毛症にスピロノラクトーンが有効」についてでした。

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